
脳科学に基づいた動作•歩行検診&リハビリ・トレーニング
カイロプラクティック&機能神経学
当オフィスでは、米国で医療専門職として制度化されているカイロプラクティックと、神経系の評価・リハビリテーションを専門とする機能神経学を実践しています。米国での教育と臨床経験に基づき、日本での生活習慣や一人ひとりの身体の状態に合わせたケアを提供します。
ここでは、それぞれがどのような分野なのか、施術と運動に取り組む理由をご説明します。
カイロプラクティックとは
背骨や関節の働きを、身体本来の動きやすさを取り戻し、本来の自己治癒能力・身体の機能を取り戻すヘルスケアです。 中心となるのは、手技による関節の調整で、背骨をはじめとする関節の動きの制限や、周囲の筋肉の緊 張に働きかけ、痛みと身体の機能の改善を目指します。 関節や筋肉は、身体を支え動かすだけでなく、身体の位置や動きの情報を神経を通じて脳へ伝えています。脳はその情報をもとに、姿勢や筋肉の働きを調整しています。カイロプラクティックでは、こうした身体と神経の関わりも重視します。 背骨や関節の機能に働きかけ、日常の動きやすさにつなげます。 「ボキボキ」する施術が苦手な方には、関節を急に動かす手技を使わず、穏やかな方法で調整します。

機能神経学とは
脳と神経の働きを評価し、感覚・運動への働きかけによって、機能の回復・向上を目指す専門分野です。 医療の神経学的診察でも用いられる検査をもとに、眼の動きや反射、感覚、姿勢・動作を詳しく評価。どのような機能に課題があるかを調べ、必要なリハビリやトレーニングに結び付けます。 当オフィスでは、一人ひとりに合う感覚刺激や運動を用い、筋力だけでなく、身体を感じ取り、姿勢や動きを調整する神経の働きにアプローチします。 安定して立つ・歩く、手足を協調させ るといった機能の回復や習得、維持を目指します。

本質的な解決を
「原因不明」は、「改善できない」という結論ではありません。
検査で明らかな異常が見つからない。それでも痛みやめまい、だるさが続く。治療や施術を重ねても十分な変化がなく、「不定愁訴」と説明されてきた。そんな未解決の不調にも、身体と神経の両面から向き合います。
当オフィスでは、筋肉・関節の状態と、感覚や動きを調整する神経の働きを評価します。どのような動作や状況で不調が強まるのか。身体のどの働きに負担がかかっているのか。症状の背景を捉え、脳機能を読み取り、改善につながる手がかりを探ります。カイロプラクティックによる施術と、機能神経学に基づく脳へのアプローチ。二つの専門性を結び付け、状態に応じた方法で、症状の改善と日常の機能の回復に取り組みます。

原始反射の残存から、子どもの脳を考える
「苦手」を、努力や性格だけで片づけない。
姿勢が崩れやすい。文字を書くのに時間がかかる。運動がぎこちない。集中が続かず、勉強に取り組みにくい。「もっと頑張って」の前に、その子が何に困り、どこで余分な力を使っているのかを知り、行動だけでなく、行動を支える脳と身体の発達に目を向けます。その手がかりの一つが、原始反射の残存です。
原始反射は、なぜ残るのでしょうか。
手のひらに触れると指を握る。頭の向きに応じて手足が動く。原始反射は、赤ちゃんにみられる自動的な身体の反応です。成長とともに神経系の調整が進み、多くは消失し、自分の意思で姿勢や動きをコントロールする力が育ちます。神経系の発達に遅れや障害がある場合などには、こうした原始反射の反応が年齢に比べて強く残ることがあります。頭を動かすと手足まで動いてしまうなど、動かしたい部分と、安定させたい部分を別々にコントロールする難しさにつながる場合があります。
原始反射の残存はどのように影響するか。
原始反射の強い残存と、姿勢・バランス・手足の協調などの難しさや、夜尿症や注意力、学業との関連まで、様々な問題が報告されています。例えば、顔を横に向けたときに腕までつられて動く反応が強ければ、顔と手を別々に動かしにくくなります。教科書を見ながら書く、姿勢を保ちながら手を使う。そうした動作に、どのような負担が生じているかを確認します。当オフィスが重視するのは、反射の有無だけではありません。年齢、反応の強さ、感覚の受け取り方、実際の動作を合わせて捉えます。「できない」という結果だけでなく、「何が難しくしているのか」まで考える。そこから、その子に必要な取り組みを見つけていきます。
その子らしさを大切に。今の「苦手」で、未来を決めない。
発達障害の診断名だけで、その子が身につけられる力や、これからの成長を決めつけない。特性を尊重することと、困りごとの改善に取り組むことは、両立できます。脳の発達や感じ方の多様性を尊重する「ニューロダイバーシティ」の考えを大切にしながら、本人が困っていることには具体的に働きかける。それが、当オフィスの方針です。目指すのは、周りと同じ子にすることではありません。苦手なことの負担を減らし、得意なことを活かせる場面を増やすこと。本人の「好き」「やってみたい」と、ご家族の願いを、取り組みの出発点にします。
原始反射の理解を、次の「できた」へ。
当オフィスでは、原始反射に加え、感覚、姿勢、眼の動き、手足の協調を評価。実際の困りごととのつながりを確かめ、原始反射の統合に向けた運動を含む、個別の感覚・運動トレーニングを組み立てます。目標は、反射の検査結果を変えることだけではありません。座って活動に参加する。手を使って書く。自分で着替える。友達と遊ぶ。その子が身につけたい動作を具体的な目標にし、家庭や学校、療育での支援も活かしながら取り組みます。子どもの可能性を語るだけでなく、育てるために何ができるかを考える。機能神経学から、その子の次の一歩に取り組みます。
